全国手話検定5級・4級に合格するまでにした勉強
2025年、美容学生だったときに全国手話検定の5級と4級を受験しました。
手話を本格的に勉強し始めてから、受験までの期間は約2か月です。
最初は、手の動きを見ても「これは何を表しているんだろう」と分からないことばかりです。
それでも公式テキストのDVDを何度も見ながら、少しずつ手を動かして練習を続けていきました。
振り返ってみると、5級・4級の勉強で大切だったのは、教材を絞って繰り返すことだったと感じています。
この記事では、約2か月の間に私が実際に取り組んだ勉強を紹介します。
5級と4級を両方受験することにしました
手話を勉強し始めた2025年、せっかく受験するのであれば5級だけではなく、4級にも挑戦してみようと思いました。
そこで、5級と4級の両方に申し込むことにしました。
勉強期間は約2か月。それまで本格的に手話を勉強した経験はなく、本当に基礎からのスタートでした。
最初から難しい会話を覚えようとするのではなく、まずはテキストに出てくる内容を一つずつ確認するところから始めました。
まずは公式テキストを中心に勉強
5級と4級の勉強では、それぞれ全国手話検定に対応した標準テキストを購入しました。

私は試験を受けることが目的だったので、基本的にはこのテキストを中心に勉強しました。
分からない表現があればインターネットで調べたり、YouTubeで手話の動画を探したりすることもありました。
ただ、同じ意味でも動画によって表現が少し違って見えることがあります。そのため、試験対策として覚えるときは、いろいろな動画に手を広げすぎず、まずテキストと付属DVDの表現をしっかり覚える方針にしました。

最初に力を入れたのは、覚えたものを確認すること
私が最初に力を入れたのは、覚えたつもりになっているものを、実際に確認することでした。
テキストの後ろに単語がまとめられているので、そこを何度も確認します。覚えにくい単語や間違えやすい単語には、自分でメモも書き込んでいました。
ただ眺めるだけではなかなか定着しません。そこで、「これは覚えている」「これはまだ怪しい」というように分けながら、怪しいものをもう一度DVDで確認するようにしていました。
確認を繰り返していくと、DVDの会話も少しずつ見え方が変わってきます。
最初は一つ一つの手話しか見えなかったものが、「あ、この表現を使っている」と分かるようになってくる。この変化は、勉強していて面白いところでした。
DVDの会話を何度も繰り返しました
単語をある程度覚えたあとは、テキストに掲載されている会話の練習です。
文章だけを見るのではなく、付属DVDを見ながら、「この日本語を手話ではどう表現しているのか」を確認します。そして、DVDを見たあとに自分でも同じように表現してみます。
一度見ただけではできないので、何度も繰り返します。テキストを見なくても自分である程度表現できるようになるまで練習したものもあります。
私の場合は、単語を覚える、DVDを見る、自分で手を動かす、もう一度DVDで確認する、という流れでした。
単語だけを暗記するよりも、実際の会話の中でどのように使われているのかを見ることで、覚えやすくなったと感じています。
手だけではなく、口元も見るようにしました
DVDを見ているときに意識していたことがもう一つあります。
それが「口元」です。
手話をしている人を見ると、手だけが気になってしまいます。私も最初は手の動きばかり追いかけていました。
でも、DVDを繰り返し見ていると、手だけではなく口の動きも手がかりになることに気づきました。
そこで、手の形や動きだけではなく、「このとき口はどう動いているのか」というところも見るようになりました。
読み取りの練習をするときも、手だけを一点集中して見るより、相手の表情や口元も含めて見るように意識しました。これは、今の準1級の勉強でも続けています。
YouTubeやネットは「分からないところ」を調べるために使った
勉強中に分からないことが出てきたときは、インターネットやYouTubeも利用しました。
動画で見ると、手の動きが分かりやすいこともあります。
ただし、YouTubeでいろいろな動画を見ると、同じ言葉でも自分がテキストで覚えたものと少し違って見えることがありました。
そのため私は、試験対策の軸はテキストとDVDに置き、分からない部分を補うためにネットやYouTubeを使う形にしていました。
特に手話を始めたばかりの頃は、たくさんの教材に手を出すよりも、まず一つの教材を繰り返す方が、自分には合っていたと思います。
試験会場には、いろいろな年代の人がいました
そして試験当日。
会場に行って印象に残ったのは、受験している人の年代がとても幅広かったことです。小学生くらいの受験生から、60歳以上と思われる方までいました。
手話は年齢に関係なく学べるんだなと、改めて感じる場面でした。

試験では、まず読み取り試験があります。基本単語や短文の手話を見て、その内容を読み取ります。
その後は、手話での表現・会話試験です。受験生が順番に呼ばれて、面接委員の前で手話を使います。

一番緊張したのは、やはり面接でした
私が一番緊張したのは、面接です。
DVDやテキストを相手に練習するときと、実際に目の前に人がいる状態では全然違います。
面接では、手話で質問を受け、それに手話で答えます。そのときに、「ちゃんと読み取れるかな」「自分の手話が伝わるかな」と緊張しました。
だからこそ、単語を覚えるだけではなく、試験前に自分で簡単な自己紹介や受け答えを手話で練習しておくとよいと思います。
名前、家族、趣味、仕事など、自分自身について簡単な内容を手話で表現する練習をしておくと、本番でも少し落ち着いて対応しやすくなると思います。
試験では、完璧な手話を見せるというよりも、相手の手話を理解し、自分から伝えようとすることが大切なのだと感じています。
5級・4級、どちらも合格することができました
試験が終わったあとは、結果を待つ時間です。後日、5級と4級、両方の合格を確認することができました。

合格したときは、本当にうれしかったです。
約2か月という短い期間でしたが、毎日単語を覚えたり、DVDを何度も見たりした時間が結果につながったと感じています。
「勉強してきてよかった」と素直に思いました。
そして、5級・4級に合格したことで、「もう少し手話を勉強してみたい」という気持ちも強くなっています。
現在は、その先の全国手話検定準1級に向けて勉強しています。
振り返って思うのは、やっぱり基礎が大事
5級・4級の勉強を振り返って、今でも一番大切だったと思うのは基礎です。
特別な勉強法を使ったわけではありません。
テキストを見る。DVDで確認する。自分でも手を動かす。分からなかったら、もう一度戻る。
本当にその繰り返しです。
今は準1級を勉強していますが、難しい内容になればなるほど、5級や4級で覚えた基本的な単語や表現が土台になっていると感じます。
これから全国手話検定5級・4級を受験する方も、最初は分からないことがたくさんあると思います。
でも、分かる単語が一つ、また一つと増えていくと、手話を見ること自体が少しずつ楽しくなってきます。
まずは基本単語から。
焦らず、繰り返し手を動かしながら、一緒に頑張っていきましょう。